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プレスリリース - 量子ビーム科学研究部門

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プレスリリース

2017年6月15日
プレスリリース 高崎量子応用研究所(高崎地区)
イオンビームが植物の染色体構造をがらりと変えることを発見
〜植物ゲノムはしなやかに進化を目指す〜
シロイヌナズナにイオンビームを照射し、ひとつの染色体のうちの3分の1が別の染色体に挿入されている突然変異植物の作出に成功しました。この植物は正常に生長して種もできますが、元の植物と交配すると次の代では種が出来にくくなり、別の種のような性質を持ちます。本研究により、イオンビームは単に個々の遺伝子を破壊して変異のバリエーションを得るだけでなく、染色体構造をがらりと変える能力があることを初めて実証しました。今後、イオンビームなどを使って染色体構造をデザインする技術が進めば、従来の「育種」の枠を越えて、遺伝的に独立した種を創る次世代のバイオエンジニアリングの発展に繋がることが期待されます。本研究成果は、Journal of Radiation Research 誌(オンライン版)に掲載されました。
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2017年6月2日
プレスリリース 高崎量子応用研究所(高崎地区)
超極微量試料の化学構造を決定できる量子センシングNMRの開発に成功
ダイヤモンドの単一のNVセンターという室温動作・ナノ空間分解能をもつ量子センサを用いた量子センシングNMRを開発し、20 ゼプトリットルの検出体積から、1Hおよび19FのNMRのそれぞれにおいてケミカルシフトの観測に成功しました。さらに、量子コンピューティングへの応用に向けて開発されてきた量子操作技術・量子アルゴリズムを駆使し、ケミカルシフトの観測に成功し、通常のNMRが必要とする試料より11桁も少ない超極微量の試料の化学構造同定という革新的手法の開発に成功しました。本研究成果は、Science誌(オンライン版)に掲載されました。
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2017年5月18日
プレスリリース 高崎量子応用研究所(高崎地区)
世界最軽量「手のひらサイズ580g」医療用ガンマ線可視化カメラを開発
〜世界初・生体マウスのマルチアングル撮影、多色高精度3D画像を短時間で撮影可能に〜
ガンマ線を可視化する世界最軽量の小型カメラ(重量580グラム)を開発しました。さらにこのカメラを用いて、3種の異なる放射性薬剤を投与した生体マウスの3D同時分子イメージングにも世界で初めて成功しました。今回の研究成果は、将来的には、より”人間の目に近い”ガンマ線カメラの実現につながり、また次世代分子イメージングの可能性を拡げるものとして大きく期待されます。本研究成果は、英国Nature Publish Groupのオンライン科学雑誌『Scientific Reports』に掲載されました。
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2017年5月15日
プレスリリース 関西光科学研究所(木津地区) 高崎量子応用研究所(東海地区)
光子と光子の相互作用の検証方法を提案
〜量子電磁力学から予測される現象の検証に期待〜
20世紀に予言され現在も未解明の問題である、光子と光子の合体や散乱などの相互作用の一つである、デルブリュック散乱を選択的に計測できる条件を理論計算で求め、新しい実験方法を提案しました。世界で建設中の高輝度レーザーコンプトン散乱ガンマ線によって検証が期待されます。
本研究成果は、Physical Review Lettersのオンライン版に5月17日に掲載されました。
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2017年4月25日
プレスリリース 高崎量子応用研究所(高崎地区)
酸化亜鉛に放射線を照射すると強磁性が現れるしくみを解明
〜次世代デバイスの開発に向けた分析技術の有用性を実証〜

量研が世界に先駆けて開発した技術である「陽電子ビーム磁性空孔分析技術1)」を使い、これまでメカニズムが不明であった、磁性を持たない半導体の酸化亜鉛2)に放射線を照射すると強磁性 3)が現れるという現象は、その原因が、結晶中の亜鉛原子の欠損部分に生じた電子スピンの偏り 4)であることを初めて解明しました。これは、次世代デバイスの開発に向けた分析技術の有用性を実証するものです。 本研究成果は、Applied Physics Letter誌において、2017年4月25日(予定)にオンライン公開されます。
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2017年4月14日
プレスリリース 高崎量子応用研究所(木津地区)
世界初・染色体の新しい構造ユニットの特殊な立体構造を解明
〜癌をターゲットとした創薬研究に重要な基盤情報を提供〜

染色体の新規の構造ユニット「オーバーラッピングダイヌクレオソーム」の特殊な立体構造を世界で初めて明らかにしました。オーバーラッピングダイヌクレオソームは、遺伝情報の読み取り時に形成されると考えられます。試験管内でヒトのオーバーラッピングダイヌクレオソームを高純度かつ大量に精製し、結晶化する手法を開発しました。さらにその結晶を用いて、大型放射光施設であるスプリング8におけるX線回折実験を行うことで、立体構造を原子分解能で明らかにしました。 本研究成果は、2017年4月14日(現地時間)発行の米国科学誌『Science』に掲載されます。
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